台湾茶に関する名称をまとめてみました(2)

前回に引き続き台湾茶に関する名称で特に分かりにくい、はっきりしたいものを取り上げてご説明します。今回は台湾茶の品種についてです。

烏龍(うーろん)

そもそも烏龍茶というのは「青心烏龍(せいしんうーろん)」という品種名から来ています。昔は真空包装の技術がなかったため、お茶を長期保存させるに焙煎していました。その茶葉が黒い龍のような見た目であることから、烏龍という名前になっています。台湾茶全般が烏龍茶と呼ばれていることもありますが、正確には青心烏龍の品種を使ったお茶のみを指す言葉になります。

金萱(きんせん)

台茶12号とも呼ばれています。最近では紅茶に加工される場合もありますが、青茶(緑茶と紅茶の間くらいの発酵度)として加工されることが多い品種です。ミルクのような甘い香りが特徴と言われています。

四季春(しきはる)

飲料店に行って「四季」という名前がついていると、この品種のことかもしれません。その名の通り、四季を通して収穫されるほど育ちやすく、烏龍茶として一番人気があると思われます。花のような強烈な香りが特徴で、その分かりやすさが受けていると思います。

紅玉(こうぎょく)

日本のリンゴにも同じ名前がありますが、こちらは紅茶用の品種で台茶18号ともよばれています。シナモンやミントのような独特の風味はまるでフレーバーティーのようで、好みは分かれるかもしれません。

紅韻(こういん)

台茶21号と呼ばれる比較的新しい品種です。しかし育て方が難しく減少傾向にあり、間違いなく価格が上昇しています。柑橘系の爽やかな香りが特徴で、どなたでも飲みやすいと思います。

アッサム

もともとは北インドの品種ですが、台湾の紅茶として広く栽培されています。日本統治時代から栽培されており、すでに歴史は長く、台湾独特の風味を持っています。西洋紅茶との違いを感じてみてください。

鉄観音(てっかんのん)

新北市に木柵鉄観音がありますが、もともとは中国の品種になります。
※2019年11月11日修正
鉄観音も台湾で作っているため台湾茶になるそうです。コメントいただきましたので、修正いたします。

山茶(やまちゃ)

品種ではありませんが、その土地に自生している茶の木を使ったお茶になります。野性味が強くどの品種とも言えない独特な風味があります。その土地ならではの味わいがあるので、オンリーワンの茶葉と言えます。

2件のコメント

  1. こんにちは。台湾のお茶、とても美味しいですよね。

    ご参考までに2点ほど。
    烏龍茶というのはいわゆる青茶のことで、全ての半発酵茶は烏龍茶に分類されます。茶樹の品種が鉄観音であれ四季春であれ、半発酵であれば烏龍茶です。
    また鉄観音という品種は栽培に手間がかかるため、木柵鉄観音の多くは現在では青心烏龍が使われています。きちんと鉄観音種を使っているものは正欉鉄観音としてより高値で販売されます。

    一般的に中国茶というのは様式や文化全体を指し、台湾茶というと台湾産のお茶を指します。ですので木柵鉄観音は台湾茶で結構かと。台湾の場合、そもそも野生茶以外はほとんどが大陸から持ってきた品種を改良したものです。

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