台湾茶に関する名称をまとめてみました(1)

永康街や九份に行った際のお土産に台湾茶を買おうと思ったことはありませんか。お茶の名前はもちろんのこと、お茶を売っているお店の名称もたくさんあり、何が違うのか疑問に思うかもしれません。その違いを簡単に説明します。

茶業(ちゃぎょう・チャイェ)

お茶に関わる業務を行っている会社やお店全般を言います。台湾茶もあれば日本茶や西洋の紅茶も扱っている事もあります。製造から販売まで一貫して自社で行っている大手もありますが、たいていは販売するだけです。卸売りから茶葉を仕入れるのが一般的です。茶葉の輸出入を担っている場合もあり、その事業範囲は広いと言えます。

茶行(ちゃこう・チャハン)

茶行はどちらかというと批發とよばれる卸売りの役割を担っています。一般客に小売りするというより、カフェや土産店に卸すことが多いはずです。「行」という字がつく店は昔ながらの仲買人であることが多く、紙専門は紙行、氷専門は冰行になります。最近は卸売というイメージを生かして、安くて大量に買える台湾茶専門店として一般客にも販売しています。

茗茶(めいちゃ・ミンチャ)

日本語でいう銘茶(めいちゃ)にあたります。お茶の販売専門店になります。茶業というと少し工業的で固いイメージがあるので、より洗練された雰囲気を出すための店名と思われます。

茶店(チャディェン)

日本語の「ちゃみせ」とは意味が違います。茗茶とほぼ同じで、お茶の販売店ではありますが、お店の中で飲める場合もあります。

茶館(ちゃかん・チャグァン)

販売店というよりも茶芸でもてなしてくれる台湾茶カフェとしての名称です。親が茶農家でその茶葉を子供が茶館として提供していることもありますが、ほとんどは茶葉を卸売業者から仕入れています。

茶園(ちゃえん・チャユェン)

日本語と同じでお茶の農園になります。知り合いに直接販売することはありますが、たいてい製茶工場で製茶してもらった後に、業者に卸します。観光用に一般開放している茶園や、私有地で特色のある台湾茶を育てている茶園もあります。

茶廠(チャチャン)

製茶工場の事を言いますが、本業のかたわら自分たちで育てた茶葉を製茶し、販売することもあります。茶葉は栽培だけではなく、製茶でも品質が決まるので、製茶の技術をアピールしたい場合、茶廠という名前を付けた方がハクがつくこともあります。

次は品種についての名称をご紹介します。