海外生活にあこがれて、台湾への留学を考えている人も多いと思いますが、旅行では知ることのできない住宅事情について簡単にご紹介します。
物件の種類は?
アパート
独立型と玄関だけ共通の場合があります。独立型は日本と同じアパートですが、玄関が共通の場合は、扉が2枚になります。1つめの入り口に入ると、浄水器や靴置き場があり、2つ目が自分の部屋になります。この場合もシャワーはそれぞれにあります。
間借り
これは珍しい形態ですが、大きな家の一部スペースのみを借ります。家具や家電一式がそろっていれば快適です。ただ、居留証の発行時に住所として登録できるかは不明です。
ルームシェア
大きな部屋を複数人で借りて、家賃を分割する形式です。台湾は一人暮らしに慣れていない若者が多く、シャワーや玄関など共用部分をきれいに使ってくれないということで、ストレスがたまることもあるかもしれません。細かいことは気にしない!を合言葉に、本当に耐えられないことだけ遠慮せずに話し合いましょう。
安い物件を探すには?
591サイトで常に検索する
良い条件の部屋はすぐになくなってしまいますので、入居予定の1カ月くらい前からどのエリアに住むのかを決め、だいたいの物件を探しておきます。必ず複数件内見を申し込んで比較しましょう。
仲介業者に相談する
要語学力。多少手数料は取られますが、知っている物件の数はかなり多いので選択肢は広がります。始めの数件は売りたい物件で、本当に良い物件ではありません。しつこく何件も紹介してもらって、最後の方に気になる物件があれば、当たりかもしれません。
人脈を増やしておく
本当に珍しいほど条件が良い物件は、人の紹介による場合が多いので、色んな人と出会い、住む家を探していることをアピールしておくことも大事です。遠慮や妥協をすると絶対に後悔します!自分の要求をしつこいくらいに言って、甘えましょう。
敷金、礼金は?
礼金というシステムは基本的にはありません。ただ押金とよばれる2か月分を預ける敷金のようなものがあります。部屋のものを激しく損傷するようなことがなければ、全額返ってきますので、契約書を確認しましょう。
トイレとシャワーは一緒?
トイレとシャワーが分かれていない物件が多く、分かれていることを「乾溼分離」と言います。慣れればトイレを丸ごとシャワーのついでに洗う習慣が身に付きます。どうしてもトイレは濡らしたくない場合は、家賃月1万元以上を覚悟しましょう。
水事情についてはこちらの記事もご覧ください。
大家さんとのトラブル
大家さんが急に家賃を上げたり、勝手に違う人に所有権が渡り、出ていかざるを得ない状況に巻き込まれることもあります。契約書を交わしていても最悪裁判ごとに発展することもあるため、言語的に不利な外国人にとっては面倒な出来事です。
近隣の騒音、臭い
住んでみると犬の鳴き声がうるさい、1階の食堂からの臭いがひどい。ということがあるので、周りの環境を十分に確かめることも重要です。夜市が近くにあるからと思って冬に住み始めて、実は夏になるとゴキブリやネズミが多いというのも珍しくありません。
騒音と臭いの問題に関しては、日本以上に規制が緩いので十分気を付けてください。
高騰する台北物件
台北の家賃は東京都内に近いこともあります。特に中山から市政府、台北101にかけてかなり高く、会社から補助金が出る日本人でも住むことができないほどです。小さなワンルームで月10万円(日本円)以上も珍しくありません。学生のうちは、お隣の新北市かルームシェアになるでしょう。
台湾で生活を始めるにあたって必要なものを購入する場合、日本円から台湾ドルに両替するよりもクレジットカードで購入した方がレートがいいので、長持ちする品質の高いものをカードが使える店で買うことをお勧めします。
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