中国語でよく使われる「リーハイ」の本当の意味

中国語を勉強したことがある人なら聞いたことがあるかもしれませんが、人を褒める際に使う言葉として「厲害(リーハイ)」があります。この漢字の本来の意味を知るととても深かったのでご紹介します

もともとは「ヤバい」に近い?

厲害の漢字の中に「害」という字が含まれているので、良い意味のはずなのになぜ害なんだろうと思ったことはありませんか。日本語でも害は傷つける、損なうという意味があります。
日本語ではあまり見かけない「厲」という字も実は良い意味ではありません。「厲鬼」という単語があり、これは亡くなって成仏しなかった悪い霊のことです。
そこで厲と害の2文字を組み合わせると、「厲鬼危害(悪い霊が危害を加える)」という意味になります。これは日本語の「ヤバい」に近くありませんか?もともとヤバいは良い意味で使われていませんが、後に「ヤバいくらい美味しい」や「ヤバいくらい可愛い」という使い方にも応用されるようになりました。

台湾ではあらゆる場面で使える

現在は「厲害」を悪い意味で使う人はいません。台湾人の友達が試験に合格したり、日本語をうまく話せた時には、「厲害(リーハイ)」を使ってみてください。お互いを褒め合うことでも親交を深めることができると思いますので、「謝謝(ありがとう)」と同じくらい覚えておいたほうが良い単語かもしれません。