台湾ではなかなか手に入らない家電を日本の実家に送り、台湾に送ってもらったところ、郵送費のほかに商品価格の約3倍税金を絞り取られた話です。
とんでもなく高い電子レンジがやって来た
楽天ポイントが貯まっていたので、日本で電子レンジとオーブンが一緒になったものをかなり安くで購入し、日本の実家に届け、船便で台湾に送ってもらうことにしました。
船便なので郵送費は安いものの、1カ月近くかかるとのことで約25日ほどで届きました。ところが大変なことに…
なんと輸入税、貨物税、営業税が入り8,445元(約3万円)の請求が!
これならヘルシオに手が届きそうです…。
なぜこんなにも高いのか
申請したときの記入ミス
実は電子レンジの値段は1万円ちょっとで、発送するときにも1万1千円と書いたそうです。しかし税金の明細を見ると2万5千元(約10万円)になっており、そこからの税金計算なのでとんでもない税金になったというわけです。実は発送するときに記入した紙を見ると、1桁間違えて11万円と書かれていました。これを見た台湾の税関がそれをもとに計算したということになります。ここが間違っていなければ、税金が1/10になることはないにしても数千円になったに違いありません。
重量の問題も?
最近ますます輸出入に関して厳しくなってきているようで、6キロを超えると審査がより複雑になるようです。たとえ台湾で売るための商品でなくても、項目によっては課税対象として判断され、手で運んだ方が安かったということもあります。
みなさんも海外に荷物を送るときはできるだけ小分けにすることをお勧めします。それで郵送費が高くなったとしても、あとで課税されるよりも断然安くなります。
結果どうなったのか
税金の請求書に書かれていた住所が、たまたま自宅の近くだったので電話して直接交渉しに行くことになりました。
いわゆる本局となる郵便局内に税関事務所があり、そこで送ったものの価値を証明できれば余分に支払った税金を返してもらえるとのことです。以下の2点の書類が必要になります。
- 輸入税金納付証明書(配達時に支払った税金の控え)
- 商品購入時の領収書かメールをプリントしたもの
イレギュラーな案件らしく、5人ほど局員が集まってきてしばらく台湾語で話し合っていました。何とか無事に受理され、6,581元(約23,000円)返ってきました!
今回本当にいい勉強になりました。
おかげさまで台湾では激レアな安くて、おしゃれで、小型で、高性能なオーブン&レンジを手に入れることができました。楽天さん、icookさんありがとうございます!