台湾に住み始めてまだ慣れない7つのこと

海外生活での文化や習慣の違いをすんなりと受け入れられる人もいれば、ストレスに感じてしまう人もいるかと思います。台湾に住み始めてここは慣れないなと思ったことを改めてまとめてみました。あくまで個人的な感想ですので、良い悪いではありません。

暑い日が多くクーラーに頼りすぎる

台湾であれば当然のことなのですが、暑い日が多く、秋が無くて突然冬がやってくるという印象です。体がゆっくりと季節に馴染まないまま冬がやってきて、風邪を引いてしまうこともよくあります。真夏はジメジメとして、扇風機ではサウナの熱風をかき混ぜているだけのような感じになり、結局クーラーに頼ることになります。クーラーをつけると寒くなり、消すと暑くなる。かといって頻繁につけたり消したりすると、電気代が高くなるので、しっかりと着込んでからクーラーをつけるということになります。
ゴキブリが多いのもこの暑さが原因ですね。

街が歩きにくい

騎樓」の存在について以前の記事でも説明したとおり、とても歩きづらく、お年寄りや体の不自由な方は街を一人で歩くなと言わんばかりの道路です。日本よりも圧倒的に信号が少なく、ほとんどの交差点は車が完全に通り過ぎるまで待つ必要があり、道を譲ってくれることはまずありません。更に細い道が多いわりに、路上駐車が多く一方通行がほとんどないため、たまに車同士がすれ違うことができず、バックする姿を見かけます。そんな時でも急にバックしてきたりするので、ちょっとでも気を抜くとひかれそうになります。

肉や魚の料理に骨が多い

特に鶏肉なのですが、噛み切れない軟骨のようなものが入っていたり、大きな骨が丸々入っていてほとんど食べるところがないということが多々あります。「骨の周りの肉がおいしい」「骨がある方がお得感がある」そんなことを言われるのですが、食べるのが面倒でさほど味の違いを感じないので、いつも骨が無い部位や料理を選ぶようにしています。

道を譲ったら大量の人に追い越される

細い道ですれ違うのが難しいときに道を譲ると、先に行くチャンスだと言わんばかりに次々と人が足早に通り過ぎて行きます。ずっと通り過ぎて行く人を何人も見続けていると、交通整理の警察官になった気分です。行列に並ぶのも、自分が先だと思ったら1歩前に進んで主張することが重要です。

ゴミが大量に風で運ばれてくる

1階店舗を持っているとよくわかるのですが、外を何度掃除してもいつの間にかゴミが増えています。そんなに人がたくさん通り過ぎたわけではないのになぜだろうと思っていたのですが、車道に捨てられたゴミが風で運ばれてくるようです。そのため、お隣は風でゴミがどこかに行ってくれるのを待っていて、いつもこちらで掃除することになります。今までの経験上特に多いゴミがティッシュとストローの袋。どうやったら減るのでしょうか…

情報に流されやすく冷めやすい

台湾全国で一斉に同じものを観て、同じものを食べているんじゃないかと思えるほどブームが起きて、2週間ほどで忘れ去られてしまいます。ここが今一番のインスタ映えスポットだと言われれば、インスタグラムのタイムラインはその場所の写真で埋め尽くされ、有名飲料店が近くにできれば誰が撮影したと識別できないくらいほぼ同じ構図でドリンクを持った写真をインスタグラムにアップします。どうしてもっと個性を出さないんだろうと思うこともありますが、「同じことをしている」安心感があるのかもしれません。

犬が尊重され過ぎている

生き物を大切にすることは大切ですが、犬を飼うだけで「生き物を保護している」ということにはならないと思います。一時的な感情で犬を飼い、世話をおろそかにして家の中に閉じ込め、挙句の果てには飼えなくなって捨ててしまうこともあります。台湾ではそこらじゅうに糞を放置し、昼夜問わず吠え続け、飲食店の中を走り回ったとしても「犬なんだから仕方がない」ということで、不快と思う人が我慢するしかありません。