今回は日本のアニメが台湾ではどのような名称で紹介されているのか、調べてみました。定番から最新まで何のアニメか推測してみてください。
哆啦A夢(ドゥオラエーマン)
アルファベットのAが入っているので分かりやすいかもしれません。かつては「機器貓小叮噹」や「超能貓小叮噹」のタイトルでしたが、最終的には「ドラえもん」の響きがそのまま漢字とアルファベットで再現されました。以前ドラえもんは小叮噹(シャオディンドン)という名前だったんですね。のび太君は「大雄」という勇ましい雰囲気の名前で、ジャイアンは「胖虎」で太った虎という意味になります。なぜかしずかちゃんだけ日本語版と同じ「静香」です。
七龍珠(チーロンジュ)
7つの龍の球を集める物語といえば「ドラゴンボール」です。台湾でもかなり有名で、みんな知っています。登場人物名は日本版と同じで、カカロットなどのカタカナも「卡卡羅特(カカルォトゥ)」と音がそのまま採用されています。
烏龍派出所(ウーロンパイチュースオ)
派出所があるアニメといえば、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」しかありません。なぜ烏龍が入っているのかは謎ですが、登場人物の名前は台湾版でも変わりはないようです。
海賊王(ハイゼーワン)
これはそのままという感じで「ワンピース」のことです。「海賊王に俺はなる」というセリフがそのまま採用されています。しかし物語としては海賊王というよりワンピースの方が重要な気がするので、ファンの間では「ワンピース」の呼び名の方が馴染みがあるようです。主要人物の中でなぜかウソップだけは「騙人布」となっていて、騙人は「嘘つき」で布は「プ」という音を表していて、なんとも中途半端な中国語です。
美少女戰士
美少女な戦士は他のアニメでも登場しそうなので、ここまで短縮しないでほしいですが、台湾や中国ではタイトルを短めにする傾向があるようです。「美少女戦士セーラームーン」のことです。台湾の中華テレビ局版では、主人公が「林小兎」という名前で、なぜか林(リン)さんという姓がついています。そしてタキシード仮面こと「まもる」は「ジョーンズ」という英語名が付けられ、火野レイに至っては「劉琪琪(リュウチーチー)」という別名が付けられています。
長いタイトルのアニメ
長いタイトルがどう翻訳されているかについて調べてみました。すべて意訳して短くなることなく、正確に中国語訳されていることに驚きです。
- 在地下城尋求邂逅是否搞錯了什麼(ダンジョンで出会いを求めるのは間違っているだろうか)
- 我的妹妹哪有這麼可愛!(俺の妹がこんなに可愛いわけがない)
- 我女友與青梅竹馬的慘烈修羅場(俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる)
- 關於我轉生變成史萊姆這檔事(転生したらスライムだった件)
- 我們仍未知道那天所看見的花名。(あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。)
- 果然我的青春戀愛喜劇搞錯了。(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)