台湾ではこう呼ばれています【日本の歌手・グループ編】

日本の音楽が好きな台湾の人と仲良くなるには、お互いの好きな歌手の名前を確かめるのが一番です。台湾で日本の歌手の名前やグループ名が何と呼ばれているか調べてみました。

漢字のみの名前はほぼそのままなので、特殊な呼び方の歌手のみ取り上げています。漢字だけを見て、誰の名前なのか当ててみてください。

南方之星(ナンファンズシン)

南の方の星ということで「サザンオールスターズ」です。オールの部分が抜けているのでサザンスターズになるのですが、中国語の場合4文字の方が収まりが良いので、このような名前になったと思われます。

小事樂團(シャオスールートゥアン)

樂團とは音楽グループ(バンド)のことで、直訳すると「小さなことバンド」なので、「Ever Little Thing」です。すごく規模が小さいバンドに見えてしまいます。

可苦可樂(クククル)

漢字だけ見ていると「苦あれば楽あり」のようなことわざにしか見えませんが、意味は関係なく、読み方でグループ名を表現しています。しかし「クククル」のような発音で、なぜか「コブクロ」のことです。

無限開關(ウーシエンカイグァン)

直訳すると「無限に開けたり閉めたり」。もはや何を言いたいのか分かりません。ただ開關はスイッチのオン・オフの意味もありますので「スキマスイッチ」になります。スキマはどこにいったんでしょう…

放浪兄弟(ファンランションディー)

そのままの意味で「EXILE」です。Exileは英語で放浪者の意味があるので、分かりやすいと思います。

決明子(ジュエミンズ)

台湾でこの名前を検索すると、漢方薬が出てきます。当の本人たちも漢方薬から名前を取ったとのことで当然ですが、中医(東洋医学)が盛んな台湾では圧倒的に漢方としての名前が有名です。「ケツメイシ」です。

猴子把戲(ホウズバーシー)

猴子は動物のサルで、把戲はマジックのことです。ということで「モンキーマジック」。中国語的にもカッコいい名前で、台湾伝統の布袋戲(人形劇)にも出てきそうな雰囲気を感じました。

陽光直人(ヤングァンズーレン)

直人はそのままで「なおと」を漢字にしただけです。では陽光という名字の人がいるのかと思ったかもしれませんが、これは太陽の光を意味していて、「ナオト・インティライミ」になります。もともとインティライミとは「太陽の祭り」を意味する言葉だそうですが、文字数や意味から考えると陽光が適切なのでしょう。陽光は「さわやかイケメン」な意味もあるので、ちょっと自負している印象ですが…

聲納口袋(セナーコウダイ)

口袋は中国語の意味で「ポケット」になります。ポケットがつくグループといえばポケットビスケッツ?と思いきや、ポケビは「口袋餅乾」です。聲納とは魚群探知機のような「ソナー」のことなので、「ソナーポケット」になります。

色情塗鴉(スーチントゥーヤー)

色情と聞くといやらしい雰囲気を想像しますが、まさしくその通りで、塗鴉は落書きになります。つまり「ポルノグラフィティ」です。中国語にすると表現が露骨で、かっこいいというより変な先入観を持たれそうです。