台湾は日本よりもフリーWifiスポットが多く、便利である一方、偽のWifiスポットも数多い。フリーWifiを使う場合の注意点についても説明します。
台北の無料Wifi一覧
- iTaiwan:パスポート番号を登録することで利用可能な、最もメジャーなWifi
- Taipei Free:台北の中ではiTaiwanとならぶ数の多さ
- 高鐵WIFLY:登録が必要ですが、高鐵の駅構内で使えます
- 7-Wifi:セブンイレブンが提供しています。1日90分までしか使えません。
予想以上に多い偽Wifiスポット
台北地下鉄の駅構内にはスマホを充電できる「充電區(充電エリア)」があります。旅行者にとって便利である一方、偽Wifiスポットを展開し、多くの情報を抜き取るたの絶好の場所です。実際にパソコンを接続し怪しい動きをしている人物を見かけたことがあります。
試しに台北捷運(MRT)の駅で、Wifiのリストを確認してみてください。見慣れたiTaiwanやTaipei Free以外に鍵のマークがついていない(パスワードが無い)Wifiスポットがたくさん出てきます。人が多ければ多いほど、Wifiスポットは多くなります。
iTaiwanでも安全ではありません
偽Wifiスポットでなかったとしても、回線自体が安全ではないことがあります。こんなことを聞いたことがありますでしょうか。
無料Wifiスポットでは個人情報など盗まれたら困る情報はやり取りしない
しかし、これだけで安全といえるのでしょうか。同じ回線を使っている以上、どこかから情報を抜き取ろうとしていることを忘れないでください。アプリは自分の知らないところで、個人情報やパスワードなどを送受信している可能性があります。盗まれる側は何か情報を盗まれたという実感はありません。iTaiwanなら安全という保証はありません。
それでもフリーWifiを使う時の予防策
VPNとは
VPNという技術があるのをご存知でしょうか。仮想専用回線のことなのですが、自分が使っている端末と接続先の間の回線を暗号化し、外部から情報を抜き取りにくくする技術です。
VPNのデメリット
実はVPNにはデメリットがあります。VPN回線は1度サーバを経由するため、どうしても回線が遅くなります。iTaiwanなどは多くの人が使うため、通常でも遅いのですが、更に遅くなり、まともにLINEやFacebookなどが使えない可能性があります。そのため、比較的回線が早いカフェで使うといいかもしれません。
VPNをまず使ってみよう
VPNはサービスによって、回線速度が違います。やはり有料の方がその品質は良いのですが、いきなり有料は…という方は、まずフリーで使ってみることをお勧めします。
確実な方法はWifiレンタル
二人以上でWifiを使うならレンタルをおすすめします。たとえばサクラモバイルであれば、モバイルバッテリーもレンタルできて失くしてしまった時のための保険もオプションで付けられます。それでも1日1,000円以内でおさえられるので、格安です。
SIMでチャージした方がよくない?
LCCを使って日本から台湾に気軽に来れるようになったために、皆さんの台湾旅行の日程が非常に短く、SIMをチャージするとしても3日ぶんで十分なことが多いと思います。
中華電信の場合は、3日チャージすると「300元(約1020円)」。1日340円ほどの計算です。これが2人の場合は1日約680円になります。さらにSIMの場合はSIMカードを入れ替えて再起動して…ということを出国と入国のたびに行わなければならずとても手間です。1台ぶんだけSIMを使ってテザリングした場合でも、電池の消費が早く、頻繁に充電しないといけない状況があります。
空港のカウンターで借りて、帰りは返すだけ
サクラモバイルであれば1日680円(2019年8月現在)で、桃園第1ターミナル、桃園第2ターミナル、松山空港どの空港でも受け取り可能です。5台まで同時に接続できますので、グループ旅行の際には大活躍です。サクラモバイルの通信網は「中華電信」だそうです。台湾のドコモ的な存在で、通信で困ることはありません。