台湾で観光以外に有名なものと言えば電子産業です。日本にも様々な台湾製品が入ってきています。その一部の企業をご紹介します。
HTC(宏達國際電子股份有限公司)
スマートフォンメーカーとして日本にも進出しています。最近は「VIVE」というブランドでVR事業にも力をいれているようです。スマートフォンの台湾国産メーカーは少なく、韓国や日本、アメリカのAppleからシェアを奪われ気味です。
BenQ(明基友達集團)
日本ではパソコンのモニタメーカーとして有名です。安くて品質が良いことで有名ですが、こちらも韓国のLGやSamsungなどの海外メーカーとのシェア争奪戦が熾烈を極めています。台湾国内では薄型テレビも発売されています。
D-Link(友訊科技)
日本ではディーリンクジャパンとして、主にWifiやネットワーク機器を製造しているメーカーです。日本の家庭ではあまり見かけることがありませんが、台湾では安くて品質の良いルーターを販売しているイメージがあります。
Tatung(大同股份有限公司)
台湾好きの間で人気の炊飯・調理器を製造しています。台湾国内では、液晶テレビ、冷蔵庫、洗濯機、クーラーや照明などあらゆる家電が販売されています。業務用電子製品も製造しているとのことで、台湾のあらゆる場所で大同が活躍しています。
acer(宏碁股份有限公司)
デスクトップ、ラップトップ、モニタやスマートフォンのメーカーです。日本だけではなくヨーロッパなどへも進出しており、コストパフォーマンスが良いパソコンとして人気があります。スマートフォンは他メーカーに押され気味かもしれません。
MediaTek(聯發科技)
半導体メーカーのため、一般家庭にその名が知れ渡ることはありませんが、スマートフォンに搭載する半導体の業績が伸びているそうです。
ASUS(華碩電腦股份有限公司)
日本にはASUS JAPANがあり、acerとよく間違われるのですが、スマートフォン、モニタ、デスクトップやマザーボードなど様々な電子機器を製造しているメーカーです。ASUSの正式な読み方は「エイスース」だそうです。アスースと呼ばれていた時期もあるそうですが、2012年に変更・統一されたとのことです。
GIGABYTE(技嘉科技股份有限公司)
自分でパソコンを組み立てる方にGIGABYTEについて聞くと、マザーボードメーカーという答えが返ってくるはずです。マザーボードの中ではかなり有名なので、台湾の会社であることが意外かもしれません。
鴻海精密工業
経緯不振に陥っていたシャープを買収した企業として有名になった「ホンハイ」です。社員80万人以上の巨大企業です。電子関係に詳しい方からは、アップルのiPhone受託製造会社として知られています。