台中市内はバスが便利と言われていますが、少しの距離ならYouBikeで自転車レンタルする方が便利な場合もあります。もう一度YouBikeについておさらいしてみましょう。
実はUbikeではない
たまに遠いところから家に帰るときに、タクシーを使うような距離でもないと、自転車を使うのが便利なので、お世話になる機会が多いのですが、あの自転車に書かれているイラストを見ると、正式名称は「Ubike」なのかと思っていました。
しかし、公式サイトを見るとびっくり。「YouBike」が正しい名前なんです。
YouBikeは台中発祥
日本人観光客にとっては台北でYouBikeを利用することが多いと思いますが、実は台中市政府交通局が市民の足代わりとして、さらに環境保護の観点から始めました。だからなのか、台中市内の自転車乗り場の数はすさまじく、こんなにも必要なのかというほどです。ちなみに台中市内では30分以内は無料で利用できます。
登録方法は2種類
YouBike自転車置き場にはKIOSKと呼ばれる端末が置いてあります。そこで1回だけ使う場合には、信用卡(クレジットカード)で、会員として今後も使う場合は悠遊卡(悠遊カード)を利用します。会員のことを「iBike」というそうですが、こちらの場合は台湾でショートメールが受信できる携帯電話が必要になります。金額的にはクレジットカードも悠遊カードも変わりません。
利用料金について
- 4時間以内であれば30分ごとに10元
- 4~8時間であれば30分ごとに20元
- 8時間を超すと30分ごとに40元
30分未満の場合は30分として計算されますので、10元です。ちゃんと返却を完了せずに放置してしまうと、大変な金額になってしまいますので、気を付けましょう。
特殊な料金として、区域をまたいでの返却です。めったにいないとは思いますが、例えば桃園から新北に乗っていくと、600元とられます。最長では台中から台北に乗っていくと815元かかるそうですが、新幹線よりも高くなるので、わざわざ自転車で行く人はいないはずです。
借りる自転車を吟味する
以下のことについて気を付けてから、レンタルしましょう
- ブレーキが緩くないか
- シートの高さを調整できるか
- タイヤの空気がちゃんと入っているか
- シートが逆向きになっている場合は、どこか故障しているという合図
レンタルと返却の方法
登録した悠遊カードを、レンタルしたい自転車の前輪側についている機器にかざして、自転車を取り出します。エラーの場合は赤いランプがつきますので、何らかの問題があります。登録した際に使った悠遊カードか、もう一度確かめましょう。
返却する場合は、同じ市内であればどこのYouBike専用置場でも構いません。空いている所に前輪の上についている突起部分を差し込んで、悠遊カードをかざします。問題があれば赤いランプがつきます。自転車の突起物が奥まで入っているか確かめてください。
もし「カチャッ」とロックがかかる音がせず、カードをかざすと赤いままの場合は返却状態にならず、ずっと課金されるので、ご注意ください。
アプリがあると更に便利
- 近くにあるYouBike置き場を地図で検索可能
- YouBikeの利用履歴が残る
- 返却完了になるとプッシュ通知してくれる
- 忘れ物をした場合の案内を確認できる
- YouBike置き場のお気に入り登録