台湾烏龍茶の起源から台湾中部の魅力を知る

台湾での烏龍茶の栽培がどこから始まったかご存知ですか?台湾中部がお茶の名産地と呼ばれる由縁をご説明します。

最初に植えられた烏龍茶の木

烏龍茶という名前は「青心烏龍」というお茶の品種名から来ています。台湾にはもともと在来種があったのですが、当時は原住民の間で消費されており、烏龍茶とは違います。
台湾で初めて烏龍の木が植えられた場所は、南投の鹿谷郷と言われています。山に囲まれた池から発生する霧がちょうど茶の育成に良く、本格的に烏龍茶の生産が広まりました。そのため南投での茶栽培が一番古く、盛んであることが分かります。

茶農家が一同に会する博覧会

毎年10月、南投にて茶業博覧会が開催されます。100前後の茶農家や茶器を販売する業者が集まり、高級なお茶についても試飲ができるチャンスなので、台湾茶好きにとっては夢のような博覧会です。ただ、ちょっと不便な場所で、電車とバスを乗り継いでいく必要があるため、台中に宿をとっていくことをお勧めします

お茶だけではない南投農業の世界

何か食べたいという方には、南投のフルーツや野菜を使った加工品、そのほか夜市のような屋台もおすすめします。台北市内で買うと高いものも、この時ばかりは農家直営価格で手に入れることができます。本当にいろいろあり過ぎて、お茶よりもグルメがメインになってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

台湾中部で有名なお茶の産地

梨山(なしやま)

台中和平区にある梨山は高山茶(標高1500m以上の生茶)の栽培が盛んで、台湾茶の中でも品質が高く、高級になります。

翠峰(すいほう)

南投仁愛郷にある高山茶一大産地です。きれいな空気と原生林からのマイナスイオンをたっぷりと吸収したお茶の葉は、淡白ながらも濃厚な味わいとさわやかな香りが楽しめます。

日月潭(にちげつたん)

日本統治時代に開発された紅茶の産地です。アッサムなどのおなじみの品種だけではなく、台湾独自に開発された品種は独特の香りがあり、ヨーロッパやアメリカ、日本からも高い評価を受けています。日月潭から発生する霧が紅茶の栽培に最適です。

凍頂(とうちょう)

台湾烏龍茶発祥地である鹿谷に凍頂山があります。そちらで栽培された烏龍茶を凍頂烏龍茶といいます。

杉林渓(さんりんけい)

南投竹山の生産地で、凍頂から近い場所になります。竹山というだけあって竹が多く、烏龍茶にも少し竹の香りがすると言われています。

台湾茶は面倒じゃない!?

実は台湾茶と茶芸と呼ばれる作法はセットではなく、単純に台湾茶を楽しみたいだけなら、作法は必要なく、高級な茶器をそろえる必要はありません。抹茶でも茶道の世界と気軽に楽しめるスイーツの世界があることと同じです。オフィスや自宅で、リラックスのために、気軽に台湾茶に触れてみてください。
本場の台湾茶を楽しむために台湾中部へ出かけてみませんか?

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