台湾で流通している通貨といえば元(ニュー台湾ドル)。意外と知られてない台湾のお金に関する豆知識をお教えします。
ニュー台湾ドルの「ニュー」って何?
ニューは「新しい」の意味で、新台湾ドルということになります。では旧はあったのかというと、1946年の5月22日に発行された紙幣のことだそうです。1949年6月15日にはデノミネーションのために新台湾ドル( 4万旧台湾ドル=1新台湾ドル )を発行したので、結局3年しか旧台湾ドルは存在したかったことになります。
その後何度か紙幣が新しくなり、現在の紙幣は2005年にできたものです。
【基本】流通している通貨の種類
紙幣
2000元、1000元、500元、200元、100元の4種類が発行されているとのことですが、2000元は単位が大きすぎて現在ではほぼ使われていません。また、200元についても利用することがないので、徐々に使われなくなり、見たことがありません。
硬貨
50元、20元、10元、5元、1元、5角の6種類が製造されているのですが、紙幣と同じく2の単位が使われていないので、現在は見かけません。5角についてはあまりにも単位が小さいために、今やプレミアがついているほどにレアになっています。
レートがいい両替の仕方は?
空港内の銀行
日本の大手銀行や空港内の銀行で両替するよりも、台湾の空港で両替する方がお得と聞いたことはありませんか?調べたところ確かに0.02くらいの差があります。どれくらいかというと、日本円を1万円両替すると、200元近くの差があり、日本円では700円ほどの差になります。この差を大きいと考えるか小さいと考えるかは本人次第ですが、更に高額の両替となると、かなりの差になることにご注意ください。
台北市内の両替所や銀行
最近日本人向けのお土産屋でも両替できる所があるそうです。それもかなりレートが良く、手数料も必要がないということで、商売上手です。日本語が通じて、土日営業で営業時間もかなり長いというだけあって、日本人観光客の間では噂になっています。
他にも市内の銀行で両替という手段もあるのですが、ある程度の語学力もしくは勇気がないと厳しいと思います。特に台北では運が悪ければ待ち時間が非常に長いので、急いでいる方にはおすすめできません。
【おすすめ!】クレジットカード・Cirrus対応ATM
クレジットカードで購入するのが断然お得です。これは間違いありません。契約しているカードによってはマイルやポイントが付くため、更に割引されるような感覚です。それでも夜市などクレジットカードが使えない店のために、現金を用意したい場合は、CirrusやPlusというマークがついたカードでコンビニのATMからお金をおろすことができます。これも空港で両替するよりレートがいいため、現金派にお勧めです。
今使っている楽天銀行カードは、なんとお金をおろすたびに、楽天ポイントが付くため、知らない間に大量の楽天ポイントがたまっています。
こんな時どうしたらいいの?【必見】
夜市で千元札使える?
これはよく聞かれるのですが、単価が安くて混んでいる屋台では嫌がられるかもしれません。大きくて500元札までだと思います。どうしても大きなお金しかない場合は、コンビニに行って何か安いものを購入しましょう。
土日に両替したい!
台北市内なら、「昇祥茶行」というお茶屋さんで日本円を台湾元に両替してもらえます。手数料をとられず、レートもなかなかいいそうです。無理にお茶を買う必要はありませんが、せっかくなのでついでにお土産を探すといいかもしれません。場所はこちら。
紙幣が破れてしまった…
台湾の紙幣は比較的破れにくいのですが、日本円と比べると少々薄いので、古い場合は破れやすいかもしれません。真っ二つに破れてしまった紙幣はお店で受け取ってもらえない可能性があります。その時は「台湾銀行」に行って交換してもらってください。台湾紙幣は「台湾銀行券」とも言い、市内の銀行では交換できません。
ただ僕の場合、(もともと態度が大きな銀行なので)これで貼って置けとばかりに、ノリを渡されました。こんなどうしようもない時は、接着剤で分からない状態に修復して、大量の支払いの時に出せばいいと言われました。
大量の小銭が必要
最近のテクニックなのですが、UFOキャッチャーの店が多いので、両替機もたくさんあります。10元硬貨が必要な場合はこの手段が手っ取り早いです。他の方法としては市内の銀行や郵便局でも崩してくれます。