住み始めると分かる台湾の夜の騒がしさ

台湾旅行で安いホテルに泊まった時に、夜色んな音が聞こえてきてなかなか寝付けなかったということはありませんか?その騒音の原因について調べてみました。

建物の構造的な問題

壁が薄い

長屋のように建物同士がくっついている場合が多く、上からだけではなく横からの音もかなり響いてきます。更に同じ建物内でも壁が薄く、浴室のような響く場所では、話し声がはっきりと聞こえてきます

ドーナツ型

一区域内の建物が外側に並んで、中央に空洞ができているような状態になっていることがあり、特に夏は窓が開いていることが多いので、音が中央で反響します。子供が泣く声や、動物の鳴き声、テレビの音なども聞こえてきます。

不思議な配管

水管というのは想像以上に音が響きます。そのため建物が密集して壁が薄いという事もあり、トイレやシャワーを使うたびにドボドボドボと水の流れる音がよく聞こえます。浴室内だけなら問題ないのですが、場合によっては枕元の壁に隣の家の排水管が位置していることもあり、夜中にトイレの音で目が覚めるということもあります。

夜型社会

台湾は昼間共働きの夫婦や遅くまで働いている人が多く、更に夜は比較的涼しくなるので、自然と自宅での活動の時間帯が遅くなります。そのため子供が寝る時間も0時を越えることもあるようです。夜11時くらいに寝ようとしたら、近所でピアノの練習を始めたり、誰かが帰ってきて犬が鳴き始めたり、子供同士がケンカを始めたり…。結局静かになるのは1時以降になることもあります。

犬天国

アパートでも犬を飼っている家が多く、地域ごとで放し飼いされている犬もいるため、昼夜問わず鳴き声が聞こえてきます。一匹吠えるとそれに呼応するようにまた他の犬が鳴き始めるので、朝は犬の大合唱で目が覚めることもあります。

騒音に慣れてしまった人々

自分だけがこんなにも悩んでいるのかなと思っていましたが、安めのホテルに泊まっている日本人観光客も気になっているようです。人によって睡眠時に許容できる音の種類や大きさに違いはあると思いますが、台湾の人たちはある程度までは慣れていると感じます。かなりの騒音の中でも、気にせず声を張ってしゃべることもあるくらいで、人によってはちょっとくらいの音があったほうが落ち着けるのかもしれません。

騒音対策

耳栓

近所の犬があまりにもうるさくて耳栓を試してみましたが、耳の中が蒸れやすい体質なので、夏は厳しいと感じました。更にあまりにも音が聞こえないので、アラームが聞こえないという難点もあります。

ホワイトノイズ

スマートフォンのアプリでもホワイトノイズと呼ばれる「ザー」というテレビの砂嵐のような音を鳴らせるものがあるのですが、電池の残量が気になるのと、音の広がりが不十分です。

そんな時に、ホワイトノイズ発生専用のマシンがあることを知りました。USB充電で持ち運びできる大きさなので、音に対して敏感で眠りが浅くなってしまう方に↓のような商品がおすすめです。2商品とも同じような価格帯で、機能も似ていますのでデザインで選んでもいいかもしれません。

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別の用途として、ホワイトノイズマシンを付けながら話をすると、周りに聞こえにくくなるそうです。秘密の話をするにはぴったりですね。