台湾のタクシーは本当に安全なのか

日本と比べて断然に安い台湾のタクシー。旅行者は時間節約のため気軽にタクシーを利用しているが、時にトラブルに遭ったという話も聞きます。台湾のタクシーについていろいろ調べてみました。

ポッドキャスト番組内で台湾の交通事情についてお話ししましたが、その中でタクシーについてご紹介しています。

第11回「台湾の危険な交通事情」

実際にあったこんな話

道が分からなくて…

タクシーの運転手は道を熟知して当たり前という印象がありますが、台湾のタクシーでは有名な場所さえ分からない場合があります。友人から聞いた話では、運転中に誰かに電話をして順路を確かめていたそうです。潔くGPSを導入してもらった方が安心です。

交通事故に遭ったまま放置されて…

知り合いの方が急いで空港に行く際、タクシーに乗ったのですが、途中で運転手の具合が悪くなったらしく、前の車に衝突してしまいました。とにかく急いで空港に向かいたいものの、前の車の方とタクシーの運転手が口論を始めてしまいました。結局こう着状態だったので、新たにタクシーを呼んで無事空港に向かうことができました。

全部サービスだからと言われたものの…

有名な観光地で客引きを行っているタクシーの中には、メーターでの料金ではなく、パッケージ料金で観光案内している人がいます。この場合のトラブルが多く、初めは500元と言ったのにいつのまにか1000元になっている、ということもあるようです。親切に「ここも行ってあげるから」と、色んな所に連れて行ってくれるとぼったくられることもあるかもしれません。

どうすれば比較的安心なのか

タクシー配車サービスを利用する

一番簡単は方法はホテルやレストランの人にタクシーを呼んでもらうことです。実際にそのホテルを利用しなくても、呼んでくれることがありますので、少し高級なホテルに行って、タクシーを呼んでもらいましょう。大きな会社に所属する運転手なので、危ない運転やぼったくりを避けることができます。
中国語が分かれば、コンビニの端末からタクシーを呼ぶことができます。こちらも安全です。
近くにホテルもコンビニもない場合は、専用のアプリで呼びましょう。ただ、あまりにも分かりにくい場所ですと、電話をかけて来て中国語で質問されますので、説明するのが難しいかもしれません。

タクシー配車(iOS、Android)

客引き、ボロボロの車は乗らない

強引に客引きしているタクシーはおすすめできません。不当な金額を請求してくる可能性があります。
車体がへこんでいたり、長い間洗っていないような車の場合、運転手は檳榔(噛みタバコ)を噛みながら運転したり、まともに話ができないこともあります。特に女性の場合、夜にこのようなタクシーに乗ると、とても怖い思いをするかもしれません

台北で見かける大きなタクシー会社

こちらに挙げたタクシー会社はすべてではありません。

大都會衛星車隊

赤い帽子に大きな「M」の白い字が書かれたロゴが印象的です。かなり大きなタクシー会社です。
電話番号は55178です。

皇冠大車隊

王冠のロゴです。5510の電話番号で呼ぶことができます。

台灣大車隊

黄色い「i」の字の上に、緑と青のラインが重なるデザインのロゴです。
電話番号は55688です。

藍天使衛星車隊

その名も「青い天使」という青い鳩のようなマークの会社です。あまり見かけたことはありませんが、アプリもあるようです。電話番号は551011です。

登録済みのタクシーか確かめる

タクシーの登録番号を調べると、正式に登録されている運転手か確かめることができるサービスがあります。怪しいなと思ったら、調べてみてください。

有效計程車查詢