台湾のWebサービスはメールアドレスではなく携帯の電話番号を登録して、送信されたSMSに書かれた数字を入力して認証する場合が多いのですが、そのWebアプリケーションの作り方がすごく簡単だったので、ご紹介します。
まずは台灣簡訊に登録
下記サイトの「申請帳號」というところから、登録を行います。
注意すべき点は、登入帳號(アカウント名)は半角小文字英字+半角数字である必要があります。そして登入密碼(パスワード)は6文字から16文字までの半角小文字英字+半角数字で、大文字は使えません。パスワードなんだから大文字や記号も含めたいのに…と思いますが、ここは我慢してできる限り推測できにくい英数字を設定しましょう。
携帯に送信された番号を入力
アカウントの作成が済んでも、まだ使えません。下記のURLで携帯番号と携帯に送られてきた番号を入力し、やっと準備完了です。
API使用方法について
資料はTOPページの「文件下載」⇒「文字簡訊 API…」というところからWordファイルでダウンロードできます。中国語しかないので、わからない方は読まなくても大丈夫だと思います。
GETかPOSTで値を投げるだけ
実はセキュリティがやばいんじゃないかと思えるほど簡単な仕組みで、下記のURLに値を送信するだけで、SMSを送信できます。
http://api.twsms.com/json/sms_send.php■必要なパラメーター
username=[アカウント名]
password=[パスワード]
mobile=[携帯番号]
message=[URLエンコード済みのメッセージ]
送信できるとJSON形式の結果が返ってきます。
{“code”:”00000″,”text”:”Success”,”msgid”:000000000}
codeが「00000」であれば成功で、それ以外はエラーになります。プログラム側でこの値を受け取って、メッセージを分岐させれば問題ないはずです。
送信回数と価格
SMSの送信回数は事前のチャージによります。
登録してすぐは無料で10回分ついてきますが、それ以降は会員ページで購入が必要です。クレジットカードや銀行振り込みで購入できます。999通までの一括購入であれば0.92元/1通、1000~9999通の購入であれば0.9元/1通という感じで、たくさん買うと割引があります。規模に応じてチャージする金額を考えましょう。
注意事項
このAPIは特定URLからのみ受け付けるという設定ではないため、ブラウザから直接URLをたたいても、SMSを送信できてしまいますので、セキュリティ面ではとても甘いと言えます。更に送信回数をWebアプリケーション側で制御しておかないと、何回もフォーム送信ボタンを押されたり、ページを更新することでSMSが大量に送信され、チャージが早く減ってしまうこともあります。